d-torsolaseed「飛行機段」は細密レーザーを使って段ボールシートを切断加工して製作されるペーパークラフトです。本体67個、スタンド部分3個、計70個の段ボール部品から構成されています。各パーツは2色のダンボールシートにレイアウトされており、接着剤やハサミ等をいっさい使用することなく誰にでも簡単に組み立てを楽しんでいただくことができます。
d-torsolaseed(ディートルソラシド)「飛行機段」はソラシドエアと d-torso のコラボレーションによって制作された商品です。2月1日からソラシドエアの全便で機内販売がおこなわれています。(機内誌ソラタネの巻末に掲載)
モデルになったのはボーイング737 JA801X 機で、細長い胴体と美しい主翼のバランスに特徴をもち、ソラシドエアのイメージカラーであるピスタチオグリーンがエンジン部分、主翼の先端、尾翼にあしらわれた青空に映える爽やかなイメージのカラーリングとなっています。今回 d-torso はこの白とグリーンのツートンカラーの機体を表現するため、初めて2色のシートを組み合わせてひとつのパッケージにおさめました。また主翼と尾翼部分にはロゴマークと機体表示の文字を細密レーザーによって切抜きました。どちらも紙素材ならではの表現手法と言えるでしょう。
ご旅行やご出張でソラシドエアをご利用のお客様に、空のおみやげとしてご利用いただければ幸いです。
d-torsolaseed「飛行機段」は昨年の秋、 d-torso が制作した「鳩段(はとだん)」の形態アナロジーから生まれました。
もとより飛行機は鳥の形をヒントにして生まれたものですが、今回はじめて飛行機モデルを設計するにあたって、立体構造を平面的に分解していくと、鳥と飛行機の構造が驚くほど似ていることがわかります。(右図/鳩段)
d-torso series の構造は動物のような有機的曲線をもつモチーフを表現することには向いていますが、建築や機械などの直線を主としたフォルムには本来向いていません。それは d-torso の構造がそもそも建築・機械的な構造を持っているからです。今回は飛行機を設計する手法として鳥の形態アナロジーを使用したことが成功に繋がりました。一見シンプルな構造のように見えますが新しいモデルを制作する時の d-torso の構造デザインはいつでも試行錯誤の繰り返しです。今回の経験は私たちにとって大きな進歩に繋がると思います。これまで苦手意識の強かった機械オブジェを手がけたことによって、また一つ d-torso の可能性が広がりました。
d-torsolaseed を制作するにあたってお世話になったソラシドエアの関係者の皆さん、また今回の仕事のきっかけを与えていただいた大分銀行ビジネスソリューション部の皆さんに御礼申し上げます。
by d-torso
d-torso ではオリジナルモデルの制作を行っています。モチーフとなるもののイメージと大きさをお送りいただけば個別にお見積もりをさせていただきます。これまで、レーシングカー、スポーツシューズ、相撲取り、飛行機などなど、様々なモチーフを d-torso の組立てキットとして制作してきました。また、d-torso の定番商品のリサイズやレーザーによる企業・ブランド名の名入れ(切抜き加工)、オリジナルプリント・カラー・パッケージの制作も承っております。なお、お問い合わせは下記のリンク、専用フォームから送信してください。